教育効果 education effect 2004 9 30
最近、人に何かを教えるということは、難しいと感じています。
学校の先生の苦労が、よくわかります。
たとえば、株式投資の初心者は、
なかなか、損切りというものができません。
これは、上がると思って買った株が、予想外に下落した時に、
早めに、株を損切りして、新しく出直すことです。
これが、なかなか初心者にはできません。
そこで、「損切りができないと、どうなるか。イラク戦争のようになるぞ。」と教えたら、
あまりにも、薬が効きすぎて、
みんな、「それは、大変だ。」という反応になり、
損切りをしなくてもいい、優良銘柄までも損切りをするようになりました。
やはり、教育というものは、難しいものだと思いました。
信用取引 margin trading 2004 9 26
9月25日の日本経済新聞には、このような記事があります。
「信用取引の高値期日接近などで、損失処理に追われている投資家が多い」
これは、4月頃に高値をつけた株を、信用取引で買って、
6か月という期限が近づいているという意味でしょうか。
そうだとすれば、特異な信用取引と言えます。
現物取引と違って、信用取引には期限があります。
ですから、信用取引の原則は、短期です。
できれば1週間以内に、遅くても1か月以内に決断すべきです。
現物取引に長期投資はあっても、信用取引には長期投資はありません。
これは、外国人が、よく言うことですが、
「なぜ、日本人は、株を塩漬けにしておくのだ」という問題があります。
信用取引においては、利益確定と損切りは、重要です。
最も、外国人も偉そうなことは言えないでしょう。
イラク戦争自体が、「塩漬け」のいい例でしょう。
つまり、株を損切りできないで塩漬けにしておくと、イラク戦争のようになります。